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かつての奨学金制度について
私が国の教育ローンに相当する奨学金制度を利用させていただいた昭和40年代には、別に自分の成績を自慢するわけでも、我が家の生活程度を卑下するわけでもないが、金額も少なかったが、比較的貸与に関わる諸規定も緩かったような気がする。
私は、月に13000円を大学の三年、四年の二年間に渡ってお借りした。
計31万円強だ。
そしてその頃、奨学金を貸して頂けるような境遇の学生は概ね就職も順調で、月々の返済金は税金より安く、気がつかぬうちに返せた。
しかし昨今は、成績以外に家庭の経済状況というものの査定がかなり厳しい。
恥ずかしながらリストラにあい、子供の大学の授業料を払うために奨学金を申請することになった。
その手続きが、かなり煩雑。
かつ学業成績もさることながら、所帯の収入が厳しく査定される。
私の場合には、リストラの時期で再就職もままならず、完全に無収入であったので、所得証明というよりも非課税証明というものを役所で出してもらう。
ここまでは、まぁ分かる。
次に、地域の民生委員さんに実態を証明して頂くために、我が家の状況を説明した書類を作成し、印鑑をいただかなければならない。
私は自分自身のことだから仕方ないなと思ったが、これは家内には結構辛いことだったみたいだ。
そして娘にもみじめな思いをさせた。
その挙句に貸して頂けるお金だけでは、国立大学でその寮に入れて頂いたにも関わらず、仕送りの金額の方が大きかった。
育英会も組織が変わり、教育政策も子供手当なる不可解なものができたりしているが、未だに学業や家計に関わらず貸与されている方。
また、親が保証人になる場合が多いが、返さない方などいろいろ聞く。
なんとか学業を続けたい。
そして、一時的にせよ、学費が困難だと言う家庭には、国以外にも自治体他の支援制度はあるが、何か実情と乖離している部分もあるような気がする。
教育は食糧とともに国の施策の根幹をなす。
何か合理的かつ、納得のいく方策はないものだろうか。
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